●江戸和本●冠辞考+続貂17冊揃 賀茂真淵 公式 上田秋成 寛政8年 語学

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冠辞考・冠辞考続貂(全17冊) ①冠辞考 【判型】大本10巻10冊。縦250粍。 【作者】賀茂真淵作。 【年代等】宝暦7年6月、高梯秀倉・村田春道校。宝暦7年8月、橘枝直跋。宝暦7年9月再刊。[大阪]秋田屋太右衛門ほか板。 【備考】分類「語学」。『古事記』『日本書紀』『万葉集』の枕詞326語(序文には「三百四十余」とある)を五十音順に配列して用例をあげ、枕詞の意味、被枕詞へのかかり方などを考証した書。序文に真淵の枕詞論が記されており、それによれば、枕詞はもともと音調を整えるためのものであったが、和歌の発達とともに修飾的性格を持つようになったとし、次に枕詞を5類に分け、さらに散文にも用いられることを指摘し、枕詞の価値を強く主張する(「日本古典文学大辞典」参照)。 ②冠辞考続貂 【判型】大本7巻7冊。縦251粍。 【作者】上田秋成(無腸翁・余斎)作・序。 【年代等】寛政8年9月自序・初刊。明治初年後印。[大阪]柳原喜兵衛板。 【備考】分類「語学」。『冠辞続貂』は『雨月(うげつ)物語』で知られる上田秋成(1734-1809)の著作。享和元年(1801)9月に刊行された全7巻の枕詞の解説書。「冠辞」とは枕詞のこと、「続貂」は賀茂真淵の『冠辞考』(宝暦7刊)の続編の意味。板木の文字も秋成自身の手によるもので、『冠辞続貂』は明治時代半ばまで本板木を使って印刷されていた(奈良大学博物館HP)。 ★原装・「冠辞考」は全て後簽(書き題簽)、「続貂」は全て原題簽付き・状態良好。2点とも書袋付き。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、正続17巻揃いが、4万8000円~13万1650円】。

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